屋台は本当はボルトが嫌い。

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屋台は本当はボルトが嫌い。
 (直径60センチのケヤキ車輪漆仕上げ、迫力が違います。)
屋台は本当はボルトが嫌い。
 
(築34年の屋台に使用されたボルト、ほとんど錆びついた状態です。)

 鉄は結露してサビを発生させ、その水分がカビを呼び、木を腐らせてしまいます。
最後の宮大工と言われる西岡棟梁は、鉄を使うと、木の寿命が短くなると言って
木と鉄を一緒に使う事を嫌ったそうです。屋台にも同じ事が言え、戦後、鉄の質がずんずん
悪くなって来ている事を考えると50年が限界かと思われます。その時の、無駄で大変な作業が
思いやられます。近くでは、足助の200年以上経っている屋台、ボルトなど使っているはずも無く
ゆらゆらと今でも動いています。ボルトを使うとどうして長持ちしないか?答えは簡単で
実績の有る、伝統工法のほんの一部分しか使わず、悪く言うとボルトに遊ばれているようです。
まず、長持ちしている屋台のまねをして作ることが一番大切だと思います。





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