2014年11月25日19:29

桁上の斗組の無い古い形の屋台には、中屋台は元々無かったのですが、
桁上に斗組を乗せると、上がどうしても大きく重くなり、そのための、補強が
必要になって来て、現在のような中屋台が付いたようです。でもよく考えてみると、
動いて揺れる屋台に、引き違いの建具が付いている事に、無理が有るようです。
建具は構造物が少しでも傾くと、直ぐに隙間が出来て、目立ってしまい気になる
からです。そのためには強固に固定する必要が有り、一般的な山車の揺れて
衝撃を吸収する構造に比べ、寿命を短くすると思われます。本当は、6本柱の
構造にして、貫きを通し、中屋台と建具を止めて、外は幕を取り付けるのが、
一番合理的なはずだと思います。でも外のちゃんとした幕は、建具よりずっと
高価な物なので、それも問題だ思います。
屋台を考える。 中屋台は必要か?
カテゴリー │屋台作り
桁上の斗組の無い古い形の屋台には、中屋台は元々無かったのですが、
桁上に斗組を乗せると、上がどうしても大きく重くなり、そのための、補強が
必要になって来て、現在のような中屋台が付いたようです。でもよく考えてみると、
動いて揺れる屋台に、引き違いの建具が付いている事に、無理が有るようです。
建具は構造物が少しでも傾くと、直ぐに隙間が出来て、目立ってしまい気になる
からです。そのためには強固に固定する必要が有り、一般的な山車の揺れて
衝撃を吸収する構造に比べ、寿命を短くすると思われます。本当は、6本柱の
構造にして、貫きを通し、中屋台と建具を止めて、外は幕を取り付けるのが、
一番合理的なはずだと思います。でも外のちゃんとした幕は、建具よりずっと
高価な物なので、それも問題だ思います。