2014年11月28日21:37

森町内の大工が遊びに来て、その話の中で、「自分の町内の屋台は、手木を持ち上げるのが
6人でも、重くて大変なのに、一度、手木が上がってしまうと、戻すのにも、また大変なのは
どうしてなのか不思議だ」 と言っていました。でも、その疑問は、屋台の図を描いて考えると
分かります、リヤカーなど上部構造の無い2輪では、車軸の位置で前後のバランスが決まる
のですが、屋台は上部に斗組、彫刻、高欄など、かなりの重量が有り、それが心棒を中心に
前後に傾き、背が高くて、前後に長く、重たいとどうしても、先ほどの現象が起きてしまうよう
です。 自分達も作る時は、そのような事は考えず作ったのですが、昔の木割通り作った事が
幸いし高欄の前後幅が、かなり小さかったので、引き安いバランスの良い屋台に偶然なった
気がします。
屋台を考える。 2輪のバランス。
カテゴリー │屋台作り
森町内の大工が遊びに来て、その話の中で、「自分の町内の屋台は、手木を持ち上げるのが
6人でも、重くて大変なのに、一度、手木が上がってしまうと、戻すのにも、また大変なのは
どうしてなのか不思議だ」 と言っていました。でも、その疑問は、屋台の図を描いて考えると
分かります、リヤカーなど上部構造の無い2輪では、車軸の位置で前後のバランスが決まる
のですが、屋台は上部に斗組、彫刻、高欄など、かなりの重量が有り、それが心棒を中心に
前後に傾き、背が高くて、前後に長く、重たいとどうしても、先ほどの現象が起きてしまうよう
です。 自分達も作る時は、そのような事は考えず作ったのですが、昔の木割通り作った事が
幸いし高欄の前後幅が、かなり小さかったので、引き安いバランスの良い屋台に偶然なった
気がします。