残したい、屋台だけの伝統工法。

　木で出来る物は木で作ろう、これが大工の原点なのに、ズリ棒が鉄に
なったのには、意味が有ったのだろうか？昔の屋台には付いていなかったよう
なので、取りあえずその場しのぎで付けた物が当たり前になってしまったと、言う
しかないようです。自分達も最初は鉄製を考えていましたが、鉄を使ってズリ棒を
作ろうとすると、前後にもう２本、鉄のアングル材を受けるための補強の木を、入れ
無いといけないので、それだけでも重くなり、増してや鉄のズリ棒は、木のズリ棒
よりずっと重いので、自分達で全部出来き、安上がりにもなる木になった次第です。
木の手木には、木のズリ棒の方が同じ材質なので違和感は無いはずだと思います。