屋台材料事情、今と昔。

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屋台材料事情、今と昔。
 (朝長車 木鼻)
 先日、漆屋さんとの会話の中で、漆塗りには、桧の白太付きの材は良くないと、
言う話が出ました。白太部分は劣化が早く、塗った部分が凹み易いと言う事だ
そうです。自分達もケヤキより桧でのコストダウンを考えていたので、早速、手木材
の見積もりを材木屋さんに依頼しました。材木屋さんの言うには、手木用の桧材は
白太の付いた物しか、現在は取る事が出来ず、漆塗りに向いた、赤身だけの取れる
大きな木は、今では、ほとんど出なくなり見積もりも出来ず、どうしてもと言う場合は
太い丸太を買ってもらいそれからと取るので、すごく高くなり、かえってケヤキの方が
安いと言われました。そう言われれば、全国的には、手木など強度を必要な所には、
ケヤキを使うのが普通なので、この辺でも、その様な時代になって来た気がします。
硬く強度と耐久性が有るケヤキの方が、細く持ちやすく出来て合理的なので、
黒漆で塗る時は、手木をケヤキにし、その上を桧で作れば軽くコストも下がるので、
その方が良い方法だと思います。最低でも100年持つように考えて材料と工法を
選んで行くのが作る方の責任かもしれません。


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