屋台作り その42 大工仕事の終わり

アッシー

2014年08月03日 12:58



 昨年の一月から、斗組のマス作りを始め、手間の掛かる肘木や拳鼻の彫刻、
桁上部材も600を越し、根気と忍耐の仕事でした。また昨夏には、
屋台をここから、 引いて運びたい、との、地元の要望を聞き、予定外の
屋台組み立て小屋の建設、あっと言う間に時間が流れた気がします。
元々の、趣味人間の二人なので、各地の山車や社寺を見に行き
参考にしました。、また、こうした方が、使いやすくて便利だろうと、
色々と工夫するのが、楽しかったのです。後は建具と飾り金物を
残すだけになりましたが、その時にはまた、アップします。
かなり多数の人が、見学に来ましたが、その感想は、「やはり、ケヤキは
値打ちが違う」とか、「上品だね」、「良い彫りだね」、と言うものでした。
木割りも、工法も、昔の人が残してくれたものを、伝えるのが、
屋台を作る大工の仕事だと思います。

関連記事