屋台修理で分かる事。
屋台を作ってから、何台もの、揺れ過ぎる屋台の点検を頼まれ、そのうち、2台ほど分解修理を
しました。分解修理した屋台は、35~40年近く経った物で、どちらも、ネジ、ボルトが錆びて、
穴の中で、回らない物が有り、外すのに、多くの無駄な時間を費やしました。これだけ錆が発生すると、
木その物も、腐らせてしまうので、やがて、大きな問題になってしまいます。そんな時、昔の人が残してくれた、
木工の技を使えば、軽くて錆びるはずも無く、何時までも簡単に分解修理出来るので、屋台を作る大工は、
是非、覚えて欲しいものです。《鉄と木は合わない》 最後の宮大工、西岡棟梁の言葉だそうです。